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沼尻 のん
スタイリストとして多くのモデル、タレントの衣裳を手がけ、25年間ファッションカレッジのスタイリスト育成に努める。1992年より開設した「色の学校と雑貨店」その仕入れに海外へ。そこで万華鏡と出会い、いつのまにか万華鏡作家の道を選んでいた。自分らしさと美を追求された万華鏡はどれもファッションの香りがする。10年間の東京と那須の二重生活を経て2年前より永住。そして2018年4月集大成として、この那須に万華鏡専門店「小さな万華鏡美術館」を開く。
国際万華鏡協会 特別賞・最優秀賞入選
仙台万華鏡美術館「星の万華鏡展」最優秀賞受賞
石川県能登島ガラス美術館・21世紀の万華鏡展 アメリカ・カーネギーホール・Capsule Studio in ニューヨーク・Les Arts Decoratifs in パリ 展示
万華鏡イベント 渋谷文化村・日本橋三越本店・渋谷東急本店・丸善福岡店・仙台アエル店・名古屋丸善 他
万華鏡展示ギャラリー・銀座ギャルリーヴィヴァン・京都万華鏡ミュージアム・創心万華鏡ギャラリー・万華鏡ギャラリー見世蔵・カレイドスコープ昔館
★小さな万華鏡美術館は「沼尻のん」の今まで作った万華鏡を展示室にて見ることができます。現在も作り続けていますので、毎年新たな万華鏡が誕生します。
CLOUD
アイアンアートは頭で考えようとしても勝手に手が動いてしまう、私にとって不思議で楽しい時間です。出来上がってみれば どれもが可愛らしく見える。内部映像は外観に合わせて可愛らしく、雲の中を通り抜けて行くような仕組みにしてあります。女子に人気のある作品の1つ。
Rainbow Dream
万華鏡の先生探しのため何もわからずに、大会に出た時の初作品。その時にアメリカの作家チャールズ・カラディモス氏に「映像はダメね、センスがいいね」と批評を頂き万華鏡の勉強を本格的に始める。2年後にあまりにも安易な鏡を今の形に作り変える。外観はいつも通る東北道から見るビルからインスパイアー。音は実際に万華鏡が鐘を打って奏でている。音が出るまでにいっぱいの時間を必要とした。
Red Wing
アンティークなイメージで統一。選んだボディに使われたガラスはミラー調の濃い色を使用。少し傾いた軸は以前に美術館に貸出した際に破損したが、アンティークを表現していると感じ 傾きだけを残した。表面的には赤いボール。中は黄、緑、青など 教会のバラ窓のような映像。ひと捻りがある沼尻のん独自の表現がここでもおもしろい。
双子惑星ティア
第8回国際万華鏡協会展特別賞入選した唯一、手元にある受賞作品17Kgの重量の斬新で破壊的なデザインは当時万華鏡界で目を引くものでした。正三角形の覗き口からは隕石が衝突する前の輝いてる星。そして、写真の細い覗き口からは双子になったティアが輝いてます。実際の宇宙での物語を表現しました。
風雅
2017年 日本で初めてのBKS世界万華鏡コンベーションが京都で開催した時の出展作品です。「京の雅」をテーマに制作。この万華鏡には物語があります。「書庫で本を探していたら 一冊の古書が目に留まりました。ほこりを払いながら紐とくと、そこには 雅な世界が広がっていました」
薔薇に抱かれて
仙台万華鏡美術館にて薔薇をテーマとしての万華鏡作りを依頼され制作。オープニングでは歌手の加藤登紀子さんご自身による「百万本のバラ」を歌唱されジョイントをする。この万華鏡は派手さはないがとても珍しいもので、絵柄はいっさい変化せず バラの色だけがほのかに変わっていきます。
ALL STARS
中里保子先生の万華鏡教室で学ぶ生徒の方々の合同作品です。
1人1枚の10cmの円盤に自分たちの個性を取り入れて制作した25枚の円盤をミラーシステムの違う5つの筒から覗く画像は外の景色と混ざり合い美しいです。
春には目の前の枝垂れ桜と、5月から夏にかけては新緑と、10月からは紅葉と、冬は葉の落ち切った小枝、時には真っ白の冬景色とそれぞれ素晴らしいコラボレーションを見せてくれます。
天使の羽根
アーティスト・カレイドスコープ・ジャパンが2018年に設立。そのアーティスト達によって 2019年「万華鏡伝来200年」巡回展が仙台、名古屋、東京で開かれた時の作品です。長年研究してきた世界で私だけが作るオリジナルのオブジェクト「天使の羽根」を入れ込んだ最大の万華鏡です。翼をイメージした外観は白と透明でまとめエレガントに。人気投票ではNo2を獲得できた思い出に残る作品です。
スカーレットの宝石箱
2008年に国際万華鏡IKA展に出品しました宝石箱をリメークをしてスカーレットの世界をよりリアルに再現しました。私の中のスカーレットという女の子は、可愛らしく、好奇心がありオシャレ好き。自分の考えをはっきり言える凛とした気品も備え持っています。ブロックチェック柄と黒と赤を基本に個性的なバックも追加して表現しました。
DISC (ディスク)
上部に付けられた目立つ程の大きな円盤は、大胆に区分された色の配置でできている。その円盤を覗き口から見てみると 何通りもの放出された光の色として見える。作者の意図がわかる。覗いた壁側を観察するように見ると赤いラインが見えてくる。単純な色の変化がやけにリズミカルに感じてくるのが楽しい
First Time
ステンドグラス教室で初めて作った置き型の万華鏡。先生のデザインそのままの オルゴールを使用した家型の可愛らしい万華鏡です。現在はオルゴールを外し、8枚のホイールをチェンジして楽しめるように美術館用に改造されてリニューアルしました。
Blue Wing
アンティークなイメージで統一。選んだボディに使われたガラスはミラー調の濃い色を使用。表面的には青いボール。画像の中は黄、緑、赤なども加わる。ひと捻りがある沼尻のん独自の表現がここでもおもしろい。四角い画像はシンプルだけど、印象的でオシャレ感たっぷり。